高級香水ブランド、パルファン・クリスチャン・ディオールからシャンゼリゼに新しくオープンした特別コレクションのみを販売する店舗の照明デザインを依頼されました。この新店舗はクリスチャン・ディオールのパリのアパルトマンの雰囲気を再現するという「メゾン・クリスチャン・ディオール」というコンセプトで作られています。
内装の全体照明に関して、適切な照明技術を選択し、建築に巧みに組み込んだ照明の提案をしました。この「メゾン・クリスチャン・ディオール」という旗艦店のコンセプトは、今後同系列店舗にも展開されます。
「アパルトマン」の雰囲気を保つために、天井のスポットが拡散して全体を照らすようにしました。中央の大きな光天井が昼光を再現しながら全体照明を補います。商品を光でどのように表現するかということも重要で、例えば、各香水瓶の下に小さな光源を設置するなどの工夫をしました。ディオール側は高い照度レベルを求めていたので、柔らかな雰囲気を壊さないように絶妙な照明バランスを目指しました。
また、店舗前面はガラス張りなので、外光との兼ね合いも考慮する必要がありました。照明シナリオを、時間や季節の変化も含めて考え、その時々に最適な白色と照明レベルになるようにしました。
クライアント
: パルファン・クリスチャン・ディオール
プロジェクトチーム
: パルファン・クリスチャン・ディオール
期間
: 2018
面積
: 50 m2