巡回ディナーの音と光の演出を、フランスの有名高級時計ブランドのために手掛けました。メニューと音と光のシナリオによって、招待客の時間の感覚をわざと混乱させる食事を提供するという企画でした。
このオリジナルで象徴的なこのプロジェクトは、厳選されたゲストのために多くの国で展開されました。
一品ごとに、音と光で時間帯を変える趣向です。5皿からなるメニューの1品毎は、1日の食事(昼食、アフタヌーンティー、朝食など)を表しますが、1日の順番通りにはサーブされません。例えば、最後の品として、鳥のさえずりと黄金の光が差し込む暁の朝食の雰囲気の中で、コーヒーとクロワッサンが振舞われことになるかもしれない、といった具合です。
このブランドとの新たなコラボレーションのために、それ以前の仕事と同様、素晴らしい創造活動の機会をいただきました。私たちクリエーターにとって、時間の概念を「操作」するというのは、とてもワクワクする仕事であり、また、ゲストにとっても、マジカルな体験になったことと思います。
期間
: 2019
業務
:
テーマ性があるディナーのための照明・音響デザイン